パナソニック株式会社様

障害特定にアプリケーション性能管理ツールを活用。
調査時間を大幅削減し、障害予兆に取り組む

障害特定にアプリケーション性能管理ツールを活用。
調査時間を大幅削減し、障害予兆に取り組む。

背景と課題

“迷宮入り”に終わる障害。膨大な時間と手間を調査にかける

「問題は、“迷宮入り”になってしまうケースが少なからずあることでした。何が起こったかはシステム監視ツールで検出できるのですが、その原因が何なのかを突き止めることができなかったのです。主に行っていたのは、システムログを画面に表示して目視で調べたり、疑われる状況を故意に作り出して再現試験を実施したり、といった調査方法です。しかし、巨大なシステムのログの目視検査には膨大な時間と手間がかかりますし、すべての事象がシステムログに出力されているとは限りません。その結果、ビジネス部門に提出する障害分析報告に『原因不明』と書かざるを得ないこともしばしばでした」(秦氏)

成果と今後

調査所要時間を数分に短縮。障害の考え方もユーザー視点に

「従来は1時間以上かかっていた調査作業が、今では数回のクリックによる数分で完了。障害対応に費やされていた時間を、新たなシステム開発に振り向けられるようになりました。また、CPU使用率などのリソース消費の傾向を監視する作業も自動化できましたので、毎朝90分程度かけていた手作業での確認作業が削減できました」(秦氏)

「配属1年目の私でも、先輩に少し教えてもらうだけですぐに使い始めることができました。先日も障害ではありませんが、業務アプリケーション内で時間がかかっているコード部分を発見し、今、対処策を検討しているところです」(石原氏)

「迅速な技術サポートにとても感謝しています。今後、社内で横展開していく際にもサポートを期待しています」(秦氏)

「モノからコトへ」のシフトが進む今、サービスの価値をユーザー視点で高めることはどの企業にとっても重要な経営課題となっています。日立ソリューションズは今後も経営課題を解決するソリューションを提供していきます。