【〇〇世代ではなく個】

[あなたは何世代?]

今、「〇〇世代」で、何が思い浮かびましたか?
いろいろありましたよね。

バブル…氷河期…ゆとりもありましたね。
さとり…今は、Z世代でしたっけ。

ちょっと前から、知り合いの飲食店で「バイトが続かない」「ある日突然、来ない」「辞めるとLINE1本で連絡が付かなくなる」etc 耳にしたことがあります。
しかも、これを聞いたのは、1店舗じゃない。複数の店舗で起こっていることなんです。
そんなとき合わせて聞くのが、「最近の子は責任感がないよね」

[責任感って?]

そこで、「責任」を辞書で調べてみると、「立場状当然負わなければならない任務や義務。自分のした事の結果について責めを負うこと」とありました。

じゃあ、責任感は?
責任感とは、自分の仕事・行為についての責任を重んずる気持。

「責任感のある仕事」ってどんなもの?
仕事には、必ず取引先などの相手がいるので、どんな仕事であっても、「責任感」は伴いますよね。

無責任って、どう思います?

[ある女子高生の日常]

今日は、とあるJKのお話です。

「アルバイトしたい」「休んだら、アルバイト代が減るからイヤ~」と言いながら、「今日は休みたい。行きたくない」「もう辞めたい~」と大騒ぎのときもあって。
そりゃ、学校、塾、友達 いろいろ忙しいところに、バイトまで入れば、行きたくない日もあるでしょう。
その心の葛藤を見ているのも、たまになら面白い。(日々の家族はたまらないかもしれないけど(笑))

「どうしても行きたくないなら、休むって電話したら?」って言うと、「電話するのがイヤ」って言って、結局、バイトに行っている。
確かに、新入社員研修をしていても、「家電で掛けたことも、家電へ掛けたこともない」と言っていました。
実際、会社の電話が鳴っていても出ない。驚くことに、電話が鳴っていることにすら気付いていないんですよ。

そう考えれば、携帯電話生活に慣れている、携帯電話生活しか知らないJKが、「職場に電話する→上司に繋いでもらう→休むことを伝える」ということはハードルが高いかもしれないですね。

「そんなにイヤなら辞めて、もう少し気楽な仕事探したら?バイトなんだから、いろいろな仕事を体験してみるのもいいと思うよ」って言うと、「せっかく教えてもらったのに、今、辞めたら迷惑かける」と、これまた結局、バイトに行っている。

その姿を見て、「〇〇世代だから、すぐ辞める」とか「最近の若い子は、いきなり来ない」とか世代で一纏めにして責任感のなさを決めつけていた私たちを感じ、「ごめん」と心の中で謝っていました。

私自身、〇〇世代で括られて「イヤだな~」って思っていたにのに・・・。
いつの時代も、世代でも年齢でもなく”個”の問題だと改めての気付きです。

[当たり前?]

仕事に対する責任は、人によってはストレスの原因にもなることがあります。
とくに、やりたい仕事や好きな仕事でない場合は、余計にストレスが溜まってしまうと思います。
どうしても辛いなら、仕事を替えることも1つの方法です。

でもね。辞め方にも責任感が表れます。
ある日突然行かないとか、連絡が付かなくなるとか。
そんな辞め方だけはダメだよ。
お互いが気持ちよく迎えられるよう円満退職を目指してね。

ここまで読んで、「いやいや、当たり前でしょ」って思った人。
これが、意外に当たり前じゃないんですよ。
だから、その当たり前を考えられるJKに出会えて、これからが楽しみです。

[参考までに]

被雇用者(企業に雇用されている一般の従業員)が円満退職するには・・・
民法では2週間前に退職の意向を示せばいいことになっているので、最短2週間で退職は可能ですが、さすがに急すぎ。
退職を申し出るタイミングは、一般的には、退職の意思表示は退職日の1~3ヶ月前。
職場に迷惑をかけないために、繁忙期やプロジェクトの山場は避けて退職希望日を設定しましょう。
最初に伝えるべきは相手は、自分の直属上司。
相手に納得してもらえるような退職理由を準備しておくことが大切です。
反対に、避けるべきなのは会社の愚痴や悪口を退職理由にすること。
そして、とにかく引き継ぎをしっかりすることです。

業務委託の退職・・・というより契約解除するには・・・
個人事業主やフリーランスの場合は、業務委託契約を締結します。(☜わざびとさんも、コレ)
一般的に契約期間は契約書に盛り込まれていることが多く、また、契約書に業務委託契約の解除方法も記述されているのが普通です。
業務委託契約を解除する際は、損害賠償のリスクを考慮し、業務委託契約書の契約解除方法や違約金について確認しておきましょう。
先に記載した「急に辞める」とか「突然連絡が付かない」などが起これば、損害賠償請求される可能性があることを認識しておく必要があります。

この記事を書いた人

吉浦 光恵