はい!集合っ!!~我が家の家族会議~

私は、学生の頃の2年間バレー部のキャプテンを努めていたこともあって、『はい!集合っ!!』の掛け声は数えきれないくらいに言っていたのですが、その頃の私はまさかこれを家庭でも言うときが来るとは思ってもみませんでした。

みなさんは「家族会議」を開いたことがありますか?
わが家では、これまでに何度か家族会議を開いてきました。「家族」と付いているくらいなので、もちろん大人だけでなく子供たちも一緒に話し合います。
ここ最近の大きな家族会議は、去年の次男出産という大イベントの前準備についてです。
バースプランを書くために家族みんなでたっぷりと話し合いました。
出産当日、誰もが慌てることなく、楽しく新しい命を迎えようということで、家族会議のタイトルは、『家族全員参加型出産について!!』でした。

では、『はい!全員集合っ!!』

■議題その1
【出産が平日だった場合に陣痛がきたら、長男の保育園のお迎えは誰がいくか】
私は里帰り出産だったので、一緒に来ていた長男は、実家の近くで一時的に預かってくれる保育園に週2、3回通っていました。
予定日頃には保育園をお休みしようか?という話にもなりましたが、いつもと違う保育園へいくワクワク感を楽しんでいる長男の意見も聞き、生まれそうになったらおばあちゃん(実母)に迎えに行ってもらうことになりました。

■議題その2
【陣痛がきたら病院へはタクシーで行くべきか、主人の車で行くべきか】
今は陣痛タクシーというものがあり、事前に登録しておくことができます。陣痛時にタクシーを呼ぶと、荷物を持ってくれたり、下車時の支払いを後にしてくれたりというサービスです。ただし、これは次男出産の時に私もはじめて知ったのですが、陣痛タクシーと名前は付いていますが、陣痛が来たときに優先的に登録者のところまでタクシーが出向いてきてくれるということではありません。配車を頼んだ時点でタクシーが出払っている場合には、タクシーの手配ができるまでは待たなければいけません。つまり、配車に関しては普通のタクシーを呼ぶのと同じシステムなのです。
「どちらが早い? “主人(会社から)VSタクシー”」
結局は、主人も平日は会社から直接産院へ向かう方が、バタバタすることなく立ち会えるだろうということで、タクシーの勝利! ただし、休日の場合にはタクシー代を浮かすため、できるだけギリギリまで頑張って主人を待つということになりました。(ちなみに自宅から実家までは車で一時間ほど)

ところで…
お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、出産に関するシミュレーションは日中のみ。片手落ちかも知れませんが、「夜中の出産は長男が寝ていて参加できへんやん!」ということで、勝手に日中産まれるというイメージのみでの話し合い(笑)
わが家ではできるだけ、良い方のイメージをもって話し合うのが基本です。

■議題その3
【出産時、誰が何をするのか】
主人に何がしたいか聞いたところ、「特にはないけど、水分補給や汗ふきかな?」と言ってくれたので、即採用です。
長男は、「背中をさすりたい、応援したい、励ましたい、お母さんがゴリラみたいな顔になるところが見たいっ!(笑)」(いきむときです)と、主人よりやりたいことが沢山ありました。ちなみに、私が出産する予定の産院は、子供も出産に立ち会うことができます。

そして出産当日…
当日は祝日で息子の保育園はお休み。出産予定日を超過していた私は、その日は朝から健診に行きましたが、何事もなくタクシーで実家に帰宅。が・・・タイミングが悪く、その直後に陣痛が・・・。主人は仕事で出勤していましたが、電話をするとすぐに帰ることができる状態にしてくれていたことや、ついさっき健診から帰ってきたばっかりで、またもやタクシー代がかかるのも悔しいので、陣痛の痛みをガマンして主人の車を待つことにしました(エラいぞ私!)。
分娩時には、主人は冷静かつクールな表情で汗や水分補給を手伝ってくれました。一方長男はというと、いろいろな思いが混じり大号泣の立ち会いになってしまいました。その時のことはまた別のコラムで書こうかと思っています。
それでもガンバって助産師さんに指示された通り、うちわで私を扇いでくれたり、簡易扇風機を当ててくれたり、ゴリラのような私の顔も見ることができたり(笑)…と、とても役に立ってくれましたよ。

主人とふたりでの話し合い(会議)は、子供が寝ているときにできますし、メールや電話でもすぐにできますが、「家族会議」になると、子供の起きているときで、かつ子供がある程度大きければ、わかりやすく発言しやすい話し方や聞き方等、会議を開いた側にも若干の工夫が必要です。
でも、大人だけの話し合いよりも、子供も交えて話す方が案外面白い答えが返ってきたり、大人では思い付かないような意見がでたり、意外と新しい発見や、いろんな角度のヒントや答えが見えて楽しいものですよ。
みなさんも『はい!全員集合っ!!』の掛け声とともに「家族会議」を開いてみてはいかがですか?

*****今回こちらのコラムを書いていただいた方です*****
みほ子さん、34歳、大阪府在住
夫、小学1年生と0歳、二人の男の子の母ちゃん
長男坊の宿題を見ながら、後追いが凄い次男坊の相手にと、ドタバタな毎日ですが、笑顔で楽しく過ごす!を目標に!!

この記事を書いた人

わざびと